内容証明って何?

例えばですが、あなたの大切なお金100万円を、ある方に貸したとしましょう。

 

長年のお付き合い。「いついつになると返すので…」の言葉を信じました。

 

しかし、「借用書は必要だ」と思い、借用書を作り、サインはもらっています。

 

さて、今日は、そのお金が戻ってきます日。朝から待ってますが、連絡が入ってきません。銀行へ記帳にも行きますが、振り込まれている形跡もありません。

 

こんなとき、どうするのか?!

 

「まずは電話」と思い、電話しました。すると、「今日用意できる筈だったんだが、あと数日延びてしまった。3日後には必ず返すから…」と言われ、仕方なく了承。

 

3日後。

 

やっぱり戻ってきません。逃げた様子もありませんが、腹立たしい気持ちが募っていくばかりです。

 

再度電話してもいいのですが、何故こちらから電話しないといけないのか… いらいらは更にUPしています。

 

「よし、催促の手紙を書こう」と思い、すぐに手紙を書き、速達で郵送。

 

次の日、電話をしました。

「えっ、手紙なんか受け取ってないよ」
「いえいえ、昨日速達で郵送しましたよ」
「あれのことですか? あれはあなたの怒りが書かれてましたね。読んでて気分が悪くなり、捨てましたが何か?」

 

怒りもMAXに。きちんと返せと書いた“つもり”なんですが、確かに怒り部分もたくさん書いたような…

 

しかし、もしもですよ、郵送した文書を自分自身が持ち、それと同様の文書を、郵便局でも持っててもらえましたら、捨てたなんて言い訳、相手はできませんね。堂々と「郵便局にも保管されてますよ」と言えますね。

 

相手に郵送する文書と同じ文書を、自分自身だけでなく、郵便局にも保管してもらえるものが、内容証明だとお考え下さい。

内容証明の良いところ

さて、内容証明につきましては、まずはぼんやりと分かって頂けたかと思います。

 

その内容証明ですが、どんなところがいいのでしょうか?

 

郵便局に文書を持参し、内容証明で郵送しました。

 

例えばですが、100万円返してほしいとの旨、書いている文書です。

 

郵便局も、その同一文書を保管して頂けるということは、いつ郵送したのか、証明することができますね。

 

例え、相手(受取人)が、「捨ててしまったので、そんなの知らん」と言いましても、いついつ郵送した等、立派な証拠が残る訳なんです。

 

更に、書き方も難しいのですが、相手にとりましては、普通の郵便(普通の手紙)と違い、受け取りましたら、「何だ、これは?!」と、ビックリされる方が多いと思います。

 

即ち、相手に対する脅威にもなります。

 

ここで誤解しないで頂きたいことは、“脅し”ではありません。100万円返すと言っておきながら、知らないふりをしたり、ごまかしたりする相手に対しては、“大きな脅威”です。

 

こういった点が、内容証明の良いところです。

内容証明を書いてみましょう

では、内容証明を書いてみましょう。

 

その前に…

 

手書きでいいのですか? ワープロソフトを使ってもいいのですか?

 

どちらでもOKです。

 

ええと、内容証明専用用紙に書くのですか? それとも、コピー用紙に印刷してもいいのですか?

 

どちらでもOKです。

 

じゃあ、今回は、ワープロソフトを使って、コピー用紙印刷の手順で書き始めましょう。

 

縦書き、横書きどちらでもいいのですか?

 

どちらでもOKです。但し、文字数が決まっています。

 

縦書きですと、1行20文字、1ページ26行以内です。

 

今回は横書きで書きますので、

◇1行20文字、1ページ26行以内
◇1行26文字、1ページ20行以内
◇1行13文字、1ページ40行以内

のいずれかでないとダメなんです。

 

記号はどう数えるの?

 

これは少しややこしいですので、都度調査して下さい。

 

今回は、1行20文字、1ページ26行以内として、書いていきましょう。

 

2ページ目、3ページ目になった場合は?

 

ホッチキスでとめ、折り目(ページのつなぎ目)に、押印しましょう。認印でもOKです。

 

では、Aさんから100万円返してもらうための文書を書きますよ。

 

一度書いてみました。
-----------------------------------------------------------------------
Aさん、あんたは、俺がこの前貸した金を返さないので、
困ってるんだ。
早く返せ。

Bより
-----------------------------------------------------------------------

 

これでどうでしょう?

 

大きな点で抜けていることがあります。

◇文書作成日付
◇相手の住所、氏名
◇自身の住所、氏名

だけでなく、

◇いつ貸したのか
◇いくら貸したのか
◇期限はいつなのか
◇結果、期限を守ってもらえていないこと
◇いつまでに、どのような手段で支払ってほしい

は書かないとダメですね。

 

あと、あなたの怒りは分かりますが、丁寧な言葉で書く方がよいでしょうね。

内容証明を郵送しましょう

では、内容証明を郵送してみましょう。

 

インターネットから対応できないのですか?

 

電子内容証明がございますので、インターネットからでも郵送可能です。しかし、今回は、昔からの手法「郵便局からの郵送」を説明します。

 

さて、同一文書を3通作ります。

◇相手に郵送する1通
◇あなたが保管する1通
◇郵便局が保管する1通

合計3通の同一文書を準備しないといけません。

 

3通準備できました。

 

相手への郵送ですので、封筒は準備できましたか?

 

はい。相手の住所、宛名とともに、自分の住所、宛名を書いた封筒を1通準備しました。

 

まだ、のりづけ(封)はしてはいけません。その封をしていない状態で、3通の文書とともに、郵便局に向かって下さい。

 

どの郵便局でも対応可能ですか?

 

行く予定の郵便局に電話し、内容証明可能かどうかを聞いて下さい。

または、日本郵政のホームページから、「郵便局・ATMをさがす」サイトまで進み、そこから、行きたい郵便局を調べます。店舗情報の中に「郵便(ゆうゆう窓口)」というところがあります。その中に、「内容証明 ○」と書いてましたら、対応して頂けます。

 

窓口で「内容証明をお願いします」と伝えて下さい。その際「配達証明はどうされますか?」と聞かれると思います。これは、配達証明もお願いして下さい。相手にきちんと届いた方がいいですよね?

 

そうしますと、郵便局員の方により、文字数を数えられましたり、チェックされたりします。少しだけ待ちましょう。

 

書留・特定記録郵便物等差出票に書いて下さいって言われました(左上の画像ご参照)。あなたの持参しました封筒に書いています通りに書いて下さい。難しい作業ではございません。

 

何かハンコのような物が押された文書、つまり最初に書きました「◇あなたが保管する1通」の下段に、ハンコのような物が押された文書が戻ってきました。あと、書留・特定記録郵便物等受領票も。

 

これで完了です。

最後に

概要は分かって頂けましたでしょうか?

 

内容証明をご自身で作成されます方もおられますが、正直あまりお勧めできません。

 

なぜなら、インターネットで雛形(サンプル)をダウンロードされ、それをそのまま使われる場合が多いかも知れませんが、様々なケースにより、文面は違ってくるものだからです。もちろん、雛形(サンプル)通りの内容で良い場合もございます。しかし、様々なケースがあり、本当に雛形(サンプル)通りで良いのかどうか、個人的には疑問を感じます。

 

また、内容証明の郵送を考えておられる段階で、冷静さを失われている場合がございます。つまり、別の選択肢や、内容証明に書きます内容も、別の内容の方が良い場合がありましても、なかなか気付かないものなんです。

 

内容証明は、使い方次第では、逆に郵送しましたご自身が不利な証拠となってしまいます場合もございます。慎重且つ冷静に進めていくべきだと、私は考えております。

 

大塩行政書士法務事務所では、内容証明を取り扱っております。ご相談だけでなく、実際にご依頼頂きましたら、ご相談料は料金に含まれていますし、郵送後のフォローの料金も含んでおります(【注】全く別案件となりました場合を除きます。ご了承下さい)。

 

インターネットやお電話等でご相談内容をお伺いできるのでしたら、日本全国対応可能です。

 

内容証明のプロに、是非ご相談下さい。

大塩行政書士法務事務所の代表行政書士 大塩博史と申します。皆様のお力になるべく、日々奮闘しております。いつでもお気軽にお問合せ下さい。

 

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